薄給の30代独身男。
その割には、楽しい人生。
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駄読書感想文 - 『十角館の殺人』。

ミステリ小説の推薦図書を
紹介しているサイトを眺めていたら、
かなりの割合で出てくるこのタイトル。
王道はやはり面白いんだろうと思い、借りてみた。

いやー、これは面白い。
今まで何冊ぐらいミステリを読んだんだろうか。
まぁ、せいぜい30冊ぐらいなものか。
初版の1987年からもう30年も経っているけど、
このタイプのミステリは初めてだった。

終盤、真犯人が判明してから
最後にその犯人がトリックと犯行手順を明かしていくけど、
(一見)完全犯罪が成立してしまうっていうオチは
今まで見た事が無かった。そこに一番驚いた。
(完全な余談だけど、
 犯人のニックネームが明らかになった所で
『ピューと吹く!ジャガー』に出てくる気功の先生を思い出して、
 その人が犯人と気づくまで若干時間が掛かった...)
が、それもエピローグを最後まで読むと
見事にひっくり返り...と
エンディングまでの落とし方も素晴らしい。
トリック自体もそれなりに凝ったものであるけど、
物語全体の流れがやっぱり美しかったのが大きい。

前半は2シーンを順繰りに追っていくので
かなりボリュームはあるけど、
後半盛り上がっていくにつれて
サクサクと読み進められるのも又良し。
2シーンで物語が展開していく感じは
ちょっとだけ『イニシエーション・ラブ』
に通ずる面白さもあるかも。

さすがミステリ不朽の傑作と称されるだけある。
迷う事なく☆5つで。
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