薄給の30代独身男。
その割には、楽しい人生。
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駄読書感想文 - 『芸人迷子』。
評価:
ユウキロック
扶桑社
¥ 1,300
(2016-12-08)


ハリガネロックと言えば思い出すのは
4代目爆笑オンエアバトルチャンピオンであり、
記念すべき第1回M-1グランプリの準優勝コンビ。
そんな輝かしいコンビが解散するという
ニュースを聞いた時、少なからず衝撃を受けた。
M-1ファイナリストや
オンバトチャンピオン大会出場経験者でも
ボコボコ辞めていく様な厳しい世界。
そんな中で、ハリガネロックが解散したというのは
ゼロ年代のお笑いが過去のものとハッキリ認識できた、
自分にとってのエポックメイキングな
出来事だったと言っても差し支えない。

『芸人迷子』はハリガネロックの
ボケ担当・ユウキロックの著書で、
自らの芸人人生を回顧しながら
思いの丈をありのまま書き記したノンフィクション。
2丁目劇場でのデビューから
ケンドーコバヤシとのコンビ時代、
そしてハリガネロックで戦っていった
オンバト、M-1、漫才アワード、THE MANZAIの回想が
事細かに書かれている。

ユウキロックという人は実に策士だと印象で
それは最近賞レースの開催の度に
SNSやラジオを通じて自分の見解を述べている所を見ると
本当にお笑いというものが好きで
それを分析・研究して戦略を練るというのが
好きな人なんだろうというのが解る。
品川祐や大谷ノブヒコあたりも似た印象があって、
この辺の芸人は総じて理屈臭いせいか
あまり好感度は高くない傾向はあるけれど、
個人的に好きなタイプの芸人である。

この本を読んでいて、
ユウキロックがどれだけもどかしい思いを抱えて
芸人を続けていたかが伝わってくる。
これだけお笑いの事を考えて
お笑いと向き合っても
お笑いに突き放される事もある。
そういう世界で生きる芸人はやっぱり格好良いし、
ユウキロックという人間の生き様も格好良い。

お笑いが好きな人、
特に爆笑オンエアバトルやM-1あたりから
お笑いにのめり込んだ人は必読。
『芸人交換日記』も
「相方」という特殊な関係が垣間見える
よく出来たフィクションだったけど、
『芸人迷子』は
「お笑い」という職業の過酷さと難しさ、
そこで戦い続ける芸人の生き様がよく解る
ドキュメンタリーなノンフィクションだ。
心えぐられる程に読んでて惹きつけられたよ。

無論、星5つで。


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